楽器に触れた事がなくても、楽譜が読めなくても、初めの一曲が数十分で弾けちゃうウクレレ。
だからといってすぐにマスター出来るわけではなく、間口が広く奥も深いウクレレ。
弾くだけなら出来るけど、弦楽器の知識がないと色々と困ることがあるウクレレ。
そこでウクレレ教室・そどみらがウクレレの基本&豆知識をご紹介します!少しでも参考になれば幸いです♪
日本の多くの方が「ウクレレ=ハワイアン」というイメージだと思いますが、ウクレレはギター同様に ロック・ポップス・ジャズなど、音楽のジャンルは問いません。初心者から曲のアレンジ次第で、メロディーと和音を同時に鳴らす「ソロ弾き」、コードストロークで弾き語りができる「コード弾き」と両方出来るんです。
ウクレレ=ハワイアンオンリーという時代はもう古い?
ウクレレは、れっきとした弦楽器なのです♬
皆さまご存じでしょうか?
ウクレレは<ソプラノ・コンサート・テナー・バリトン>と大きく4つのサイズに分かれています。
「あれ?初心者はどのサイズから始めればいいの?
初心者は一番小さいのから始めるべきなのかな?」となりますよね。
いえいえ、そんな事はございません!
ウクレレ教室・そどみら流にメジャーな3つのサイズの特徴について解説いたします。
日本でウクレレと聞くと多くの方がソプラノサイズを思い浮かべられます。ボディが小さいので軽やかな音が出ます。手の小さい方にピッタリで、持ち運びも楽ちんです♬逆に手の大きい方には弾きにくいかもしれません。やはり小さいので音程が安定しにくいところが弱点ですが、それがまた民族楽器っぽさが可愛らしくて良いんです♪ハワイアンを弾きたい方にオススメです。
ソプラノよりも大きくテナーより小さい、ほぼ真ん中サイズです。全ての要素が真ん中に位置しています。音程も比較的安定しているのでソプラノよりはソロ弾きに向いています。初心者・上級者・女性・男性関わらず幅広く楽しめるサイズです。「ソプラノは小さいな。でもテナーは大きくてしんどい。」そう思われたらコンサートです。
安定した音程と深みのある音が出るテナーは弦楽器経験者や、ウクレレ上級者に好まれるサイズです。音域も広く音量も大きめです。そどみらの講師もテナーを愛用しています。もちろん初心者からテナーを持っても問題ありませんが、サイズが大きいのでソプラノに比べると、手の小さい方や弦楽器初心者には弾きにくいかもしれません。ジェイク・シマブクロなど多くのプロウクレレ奏者が使用しています。
《まとめ》
他にもソプラノロングネックや多弦などがありますが、最もスタンダードな3機種をご紹介しました。
日本では「初心者はソプラノから」という風潮が根付いてるようですが、腕前とサイズは関係ありません。
初心者だから・・・なんて関係なく、弾きやすさ(体への馴染み具合)、見た目、音色を実際に弾いて一番あなたにしっくりくるサイズを選んで下さい。
※バリトンは音程が違うので取り扱っておりません
色々悩んで手に入れたMyウクレレ♪
ご自宅でどのように保管されていますか?日本は季節によって温度・湿度が大きく変化しますので、季節毎に保管方法を気を付ける必要があります。
ただ細かい事を言い過ぎて皆さまの負担になってもいけませんので、最小限気を付けるべき3つのポイントをご紹介
その① 湿度は50%前後に保ちましょう!
その② 冷房・暖房の風が直にあたる場所はNGです
その③ 長時間直射日光が当たる場所はNGです
毎日ケースに入れて保管されている方は、セミハードかハードケースに湿度調整シートを入れておくとGoodです!
保管に気を付けて、あなたの相棒を長ーく愛用して下さいませ♪
「チューニング合せる=各弦の音程を合わせる」というのは、楽器を演奏する上でとても大切です。
普段からチューニングをおろそかにして弾いていると、チューニングが合っているのか、ズレているのか自分の耳で判断できなくなります。
チューニングは演奏する前に毎回必ず行って下さいね。
4弦=ソ(G)・3弦=ド(C)・2弦=ミ(E)・1弦=ラ(A)
「ウクレレ弾くときゃソドミラから」です☆
ウクレレの弦は大きく分けて、ナイロン弦・フロロカーボン弦・ナイルガット弦・チタニウム弦があります。
弦を変えるだけで「弾き心地」「音質」「ピッチの安定度合」が変わるんですよ。
購入した時と同じ弦を使い続けている方はいらっしゃいませんか?
それは勿体ない!色々試してもっとウクレレを楽しんで下さいね♪
<ナイロン弦>柔らかく押さえやすい素材で、ソロ弾きを中心に演奏する方がよく使われます。弦の色によって音色の特徴が異なります。
黒ナイロン:温かみのあるやわらかい音・透明ナイロン:張りのあるパキっとした音
<フロロカーボン>パリっとキラキラした音になります。音量が増しますので、鳴りの悪いウクレレに張ると効果大!弾き語りを中心に演奏される方に向いています。
<ナイルガット弦>大昔、弦楽器の弦は羊や牛の腸(ガット弦)が使われていました。このガット弦を人工的に再現したのがナイルガット弦です。高級感のあるクラシカルな音になります。
<チタニウム弦>「ナイロンとフロロの間の弦が欲しいなぁ」そう思われたらこの弦です。
クリアなすっきりした音がします。高音がカリッとしていて、低音もすっきりしています。
ウクレレとの相性がありますので、上記の特徴を超えた思わぬ結果が出る事もあります。
出したい音、弾き心地、両方バッチリ好みに合う弦に出会える事を願っています♪
ウクレレの弦はいつ交換したらいいのか?
「弦が切れた時」はもちろんですがそれ以外のお話し。
①弦の裏を指でなぞってボコボコしていた時
指で弦の真裏を触って、弦がボコボコしていませんか?
これは弦がフレットにあたる部分だけ削れていっている証拠です。
こうなったら交換しましょう。
よく弾く方(一日3時間以上)で2か月~半年くらい、一日30分くらい弾く方で半年~一年くらいでボコボコしてくると思います。
②今の音色を変えたい時
「ウクレレ弦について」で記載しました通り、ウクレレは弦で大きく音色の変わる楽器です。
音色に温かみを出したい、キラキラさせたい、音量を大きくしたいなど今の音色を変えたくなったら色々な弦を試してみて下さい。
仕事・家事育児・学校と色々忙しい中、プロの演奏家のように毎日8時間ほど練習するなんて事はちょっと不可能ですよね。もちろん長時間練習するのに越したことはありませんが、
教室でご提案しているのは「毎日10分でいいから練習する!」です。
まずはウクレレに慣れる事が大切です。
週末だけ数時間練習している方も多いとは思いますが、全く弾かない日数が長いと、せっかく覚えた感覚が薄れてしまいます。
少しの時間でいいから「毎日ウクレレに触れる」ことが早く上達するための秘訣ですよ♪